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スキルアップ勉強会「ウェブ解析の考え方×解析士のAIテク」

2025年05月08日

こんにちは。メディア・ラボ歴4年以上スタッフQです。

私たちメディア・ラボでは2025年3月に外部から上級ウェブ解析士の講師をお招きし、実際の業務に直結する“ウェブ解析の考え方×解析士のAIテク”、つまりウェブ解析士のリアルについて学ぶスキルアップ勉強会を開催しました。

ウェブ解析×時代の流れ、つまり「ウェブ解析×AI」って実際どうなのか?リアルが気になりますよね?

一部ですが、簡単に紹介しますね。

メディア・ラボのスキルアップのための取り組みの1例ですので、ぜひ最後までご覧ください。

■今回の勉強会の項目

・【座学】ウェブ解析とは?(ウェブ解析の範囲と目的、ウェブ解析の役割と視点)

・【座学】解析へのAI活用(解析×生成AIの限界、活用できる範囲)

・【実践】AIを使った解析実演(プロンプト活用、Clarityを使ってミクロ解析)

・質疑(事前質問、質疑応答)

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【その他メディア・ラボのスキルアップ支援の例】

スタッフ(派遣社員を含む)には自由に使えるサーバーを提供し、html、WordPress、ブログ、アクセス解析など自学自習し、知識や技術の探求ができる環境を提供しております。

メディア・ラボは、お客様、そしてその先の社会に貢献できるよう、スタッフのスキルアップの支援をしています

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講師プロフィール

markeTrans 代表 関谷 匠(せきや たくみ)様

2024年度 ウェブ解析士協会関東支部副支部長、デジタル庁デジタル推進委員、日本商工会議所デジタル化支援講師

上級ウェブ解析士、上級SNSマネージャー、ブランド・マネージャー

markeTrans 関谷匠様の公式webサイトを見る(※外部サイトへ移動します)

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■そもそもウェブ解析とは?

ざっくり言うと、ウェブ解析とは「改善活動のプロセス」です。


アクセスデータなどの数値からユーザーの行動や心理を読み取り、課題を発見し、改善につなげていく。この一連の流れこそが、ウェブ解析の本質です。

つまり、ゴールは「データを見ること」ではなく、“改善すること”
そのためには、データから「だから何?」「で、どうする?」と深掘りして、アクションにつなげていく姿勢が求められます。

■アクセス解析=ウェブ解析ではない?

ここでよくある誤解が、「ウェブ解析=アクセス解析」だと思われること。実はこれ、似て非なるものなんです。

アクセス解析は、GA4などのツールを使ってサイトの数値を把握する作業。タグマネージャーや広告ツールなどを駆使して、デジタル施策の効果を測るのが主な役割です。

一方ウェブ解析は、それらのツールで得られたデータを元に仮説を立て、改善へとつなげるための思考プロセス全体を指します。アクセス解析は、あくまでその一部分なんですね。

■新メンバーも、しっかり基礎から!

今回のセミナーは、初めてウェブ解析に触れるスタッフや、新入社員も対象に行いました。

基本の考え方を間違えてしまうと、お客様に誤った提案をしてしまうことも。
だからこそ、正しい理解と基礎知識をしっかり身につけることが大切です。

今後も、社内全体でデータに強いチームを目指して、学びの機会をつくっていきたいと思います!

■AIを活用した解析活用法
実情としてウェブ解析界隈でも手探りの状況とのことです。

なぜなら、自分で考えた方が早いから、、、

上級者だから、自分で考えた方が早いんでしょ?と思うかもしれませんが、現段階では生成AIではまだ苦手分野かもしれないから、自分で考えた方が早いという見解です。

じゃあウェブ解析士は生成AIを実際、リアルにどういう使い方をしているのか?

■解析士のAIテク、リアル

一言で、ビジネスプランニングとして使用する機会が多いそうです。

例)

・フレームワーク(3AC)

・競合の抽出

・SEOコンテンツの作成

・GA4の設定

・GTMの設定

・スクレイピングやテキストマイニング

など

ここではひとつの例だけ紹介いたします。

■フレームワーク(3C分析)

プロンプト例:

”あなたはプロのマーケターです。

〇〇に対して3C分析を行い、今後の具体的な戦略を提案することになりました。

商品認知と売り上げを増やすためにできる施策案を提案してください。”

もちろん、AIを活用する際、1回でアウトプットを出そうとせず、対話を繰り返す中で磨き上げていくことが必要です。

ここでは、AIでアウトプットした内容を最終アウトプット(提案書等)にするのではなく、加工するための中間アウトプット(=ドラフト・叩き台)として捉える。

作業の初期段階を効率化するツールと考えると捗る。壁打ち相手・パートナーとしてうまく活用するのが吉。という話をしていただきました。

▼勉強会資料参照

■実際にやってみよう

こちらの記事では割愛いたします。

■事前質問

勉強会の開催をするにあたり、聞きたいことを事前アンケートをとり、その回答をいただきました。

アンケートでの事前質問の例です。

・AIの急速な進歩を踏まえて現状ではどこまでAIに解析を任せ、どこから人間の介入が必要か知りたい

・解析(分析)結果をまとめて、クライアントにレポートするうえで、工夫している点をお聞きしたいです

・SEO対策で定期的なした方がいい施策が知りたいです

・生成AIの使い分けについて知りたいです。

■勉強会を終えて

全ての話が終わった後、勉強会の内容や、勉強外で気になっていることがあれば答えられる範囲での雑談時間を設けていただきました。

いつもこういう質疑応答タイムのような時間になると率先して質問する人は1、2名ですが、今回は6人以上、質問し、同じ人が何回も質問をしたことで、あっという間に質疑応答時間が終了してしまいました。

■感想

今回の勉強会を終えて、自分の部署に関係のない内容でも業界の最新の情報に触れることができて参考になる。

・自分の分野でやっていなかったこと、やるべきことの課題が見えた。

・終了後には、「早速、うちの案件でもAIに分析させてみたい」

やはりAIは気になる分野なので、スタッフのみんなが“考えること”を楽しんでいる空気感がありました。

■最後に

メディアラボでは、技術にワクワクできる人、学び続ける姿勢を大切にする人と一緒に働きたいと思っています。

「もっとスキルを伸ばしたい」そんなあなたを、仲間として迎えられる日を楽しみにしてます。

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